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『没・個性』

良い事ずくめの圧力炊飯ですが、弊害もあります。炊飯中、高い圧力をかけることによりお米の表面にはストレスがかかります。ストレスがかかり、傷ついた表面からはが流れ出て若干ベタ付きがちになります(これを粘りといわれると困りますが・・・)。
それよりも深刻なのが、様々な品種がそれぞれ持つ『個性』が失われてしまうことです。品種・産地・生産方法、そして作り手の違いによって生まれる様々なお米の個性、それは風味や味、食感等で表現されるのですが、無理に加えた圧力により澱粉の持つ個性が均質化されてしまいます。
炊飯器メーカーとしてはユーザーさんに受け入れられるよう(買ってもらえるよう)様々な工夫を凝らします。甘みを引き出し、柔らかく舌触りの滑らかなご飯になるよう作り出された圧力炊飯器。それはそれで良い事なのかもしれませんが、何を食べても変わらず美味しいというのも少し寂しい気がします。

次回は『止まらない進化』についてお話します。

農家さんが丹精込めて作ったお米、せっかくならその『個性』も楽しみたいですね。


【アンクルJのプロフィール】
富士市でLPガス販売店を経営
2年前に知り合った『個性的な』お米屋さんの影響で炊飯の魅力に取り付かれる
そのお米屋さんが主催する『あるプロジェクト』で土鍋炊飯フロー(方法)開発部門を担当
自称、『メシ炊きマニア』

 



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